【2月15日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領(72)は昨年より少し体重が増え、コレステロールを下げる薬の服用量を増やす必要があるものの、非常に健康な状態を維持していることが分かった。ショーン・コンリー(Sean Conley)大統領専属医が14日、明らかにした。

 先週、トランプ氏の健康診断を行い、健康状態は良好と太鼓判を押していたコンリー氏は、「総合的に見て、大統領は非常に良好な健康状態を維持しているというのが私の判断だ」との見解を示した。

 ジャンクフードを好み、激しい運動を避けることで健康専門家を当惑させてきたトランプ氏の体重は110キロだった。昨年は108キロで太り過ぎとされていたが、それよりもさらに少し重くなった。安静時心拍数も昨年が68回/分だったのに対し、今年は70回/分と少し増えた。

 トランプ氏は高コレステロール血症と診断されており、その治療薬「ロスバスタチン(Rosuvastatin)」の1日の服用量は10ミリグラムという少量から40ミリグラムに増やされた。

 トランプ氏の健康診断結果を見たスタテンアイランド大学病院(Staten Island University Hospital、ニューヨーク)のセオドア・ストレンジ(Theodore Strange)医師は、厳密にいえば肥満度を示す体格指数(BMI)で30を超える軽度の肥満に当たるが、健康状態は良いと述べた。

 トランプ氏は不健康な生活を送り、ストレスのたまる仕事をしているかもしれないが、タバコを吸わず、生まれてこの方1杯のビールさえ飲んだことがないと豪語するなど酒を飲まないことでよく知られている。主な運動はホワイトハウス(White House)を歩き回り、公的行事に立ち会うことだと言うトランプ氏は、余暇には好きなゴルフもする。(c)AFP