【2月18日 Xinhua News】新技術が進歩を続ける中、シェアリングエコノミーの活力はますます高まると期待されている。プライスウォーターハウスクーパース(PwC)などの予測では、世界のシェアリングエコノミーの市場規模は2015年の150億ドル(1ドル=約111円)から2025年には3350億ドルまで拡大する見通しだ。経済参考報が伝えた。

 「中国シェアリングエコノミー発展年度報告書(2018)」の統計によると、2017年、中国シェアリングエコノミー市場の取引額は前年比47.2%増え、向こう5年にわたって年平均30%以上の成長を維持する。既存分野のほか、農業、教育、医療、養老などもシェアリングエコノミー発展の「未開拓の地」だ。

 シリコンバレーの業界専門家によると、今後はシェアされるサービスと商品がますます多様化する。ソーシャルメディアはシェアリングエコノミーのビジネスモデルにますます重要な役割を果たすようになる。シェアリングエコノミー市場はますますオリジナルになり、注目を集めていくとみられる。新興市場の国などでのスマホ普及率の上昇はシェアサービスの発展に強力な原動力を提供するものとなる。

 新技術はより多くの可能性をもたらす。5G時代が始まり、すべてがつながるようになれば、まったく新しいシェアの需要とチャンスが生まれる。自動運転技術は乗車シェアサービスの経済性と安全性を根底から変え、ドローンはこれまでの物流を覆し、ブロックチェーンは消費者とシェアリングエコノミーの提供者を直接つなぐものとなる。

 アナリストによると、従来型企業もシェアリングエコノミー分野で大きな力を発揮できる。「インターネット+」を成し遂げた後には「シェアリングエコノミー+」の模索が待っている。(c)Xinhua News/AFPBB News