■黒い体色の個体は全体の11%

 ピルフォールド氏によると、世界中に生息しているヒョウのうちで体色が黒い個体は全体の11%にすぎないという。

 ピルフォールド氏のチームは、写真家のウィル・バラード・ルーカス(Will Burrard-Lucas)氏と並行して調査を行っていた。バラード・ルーカス氏は同地域に存在する同じクロヒョウの姿を撮影するために自身が設計・商品化した「キャムトラプションズ(Camtraptions)」のカメラトラップを使用し、撮影した画像を今回の研究と同時に発表した。

 クロヒョウは東南アジアでは多数の記録が残されている一方、アフリカではその存在についてはほとんど明らかになっていない。(c)AFP/Fran BLANDY