【2月14日 AFP】ブラジル南東部で先月25日に発生した鉱山ダムの決壊事故により、周辺の10町村で河川汚染の被害が続いている。同事故ではこれまでに166人が死亡、155人が現在も行方不明となっている。

 同国ミナスジェライス(Minas Gerais)州の水資源管理当局によると、ブルマジーニョ(Brumadinho)近くの鉱滓(こうさい)ダムが決壊したことで鉱物を含む泥がパラオペバ(Paraopeba)川を120キロにわたって汚染。川沿いの町村に影響を及ぼしている。

 当局は地域住民に川の水を飲んだり、家畜に与えたり、農業用に使用したりしないよう注意を呼び掛けている。ミナスジェライス州の環境当局の調査では、パラオペバ川から鉛やクロムなどの有毒な金属類が検出されたという。

 地元メディアが当局幹部の話として報じた内容によると、汚染された泥がパラオペバ川支流沿いの水力発電所まで到達する可能性は低いという。

 鉱山ダムを所有していたのは鉄鉱石採掘世界最大手のブラジル企業バーレ(Vale)で、決壊により数百万トンもの廃棄物が流出。同州内で発生したバーレが絡む事故は過去3年間で2回目だという。(c)AFP