【2月14日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)は13日、2019年シーズンの新型車「W10」を発表した。英シルバーストーン(Silverstone Race Circuit)で行われたシェイクダウンで新車の感触を確かめたルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、通算6度目のドライバーズタイトル獲得に自信をのぞかせた。

 34歳のハミルトンは、2018シーズンは21レース中11勝を収め、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)を寄せ付けず、2戦を残して5年連続の年間優勝を確定させた。

 休暇を終えてシルバーストーンに現れたハミルトンは、新たに結んだ年間4000万ポンド(約57億円)の2年契約の1年目に心機一転して臨む。

「2018年は最高の年だったが、2019年はこれまで以上に良い年になる予感がしている」「もっと多くのことを成し遂げたいし、攻め続けたい。エネルギーに満ちている。アタックする準備はできている」

 3年連続でバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)とパートナーを組むハミルトンは、F1で13年目を迎えるシーズンでドライバーズタイトルの確保に成功すれば、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏が持つ通算7勝の最多記録にあと一つに迫る。

 ハミルトンより年上のドライバーはキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)とロベルト・クビサ(Robert Kubica)の二人のみとなったが、王者は自分がベテランだとは感じていないという。

「僕はまだ若いと感じている。まだ元気だし力強さもある。まだまだやれるよ」「火は美しいよね。炎は絶えず変化している。それは、毎シーズンの僕の心の中でも同じなんだ」

 18日からはバルセロナ合同テストがスタートし、ハミルトンが3連覇を目指す新シーズンは3月17日のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2019)で開幕する。(c)AFP