【2月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は13日、決勝トーナメント1回戦第1戦が各地で行われ、ホームのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に3-0で勝利した。

 前半、ドルトムントに試合を支配されたトッテナムは打つ手を失っていたが、ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)が好セーブを連発したことで0-0のスコアを維持した。

 これで舞台の整ったトッテナムは、孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)の素晴らしいゴールをきっかけに、見事な後半のプレーをみせた。

 ここ4試合で4ゴールを挙げ、今季の公式戦で16得点をマークしている孫だが、この得点はその中でも特に貴重な得点だった。

 終盤にはDFヤン・フェルトンゲン(Jan Vertonghen)が2点目を挙げるなど力強いパフォーマンスをみせ、試合終了間際には途中出場のフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)が3点目を奪い、トッテナムが目を見張る結果を残した。

 トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、8強入りに向け大きく前進したチームの「英雄たち」に敬意を表した。

 指揮官は、過密スケジュールを乗り切った後に今季最高の結果を残した選手たちは大きな称賛を受けるに値すると主張しつつ、「選手たちを改めて祝福したい。素晴らしい試合であり、しっかりとしたプレーをみせてくれた」と話した。

「選手たちは英雄だ。今季みせているパフォーマンスは大きな称賛を受けるに値する。驚くべきものだよ」

 トッテナムは来月5日に敵地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)で第2戦を控えているが、2011年以来となる準々決勝進出に向け絶好の機会を手に入れた。

 ポチェッティーノ監督は「3-0は非常に良い結果だが、まだ第1戦が終わっただけ。ドルトムントのようなチームと対戦する時は、敬意を払わねばならない」と続けた。

 トッテナムはハリー・ケイン(Harry Kane)やデレ・アリ(Dele Alli)、ダニー・ローズ(Danny Rose)、ベン・デービス(Ben Davies)をけがで欠いており、そうした事情を考慮するとポチェッティーノ監督にとっては特に印象的な勝利となったはずだ。

「戦略を用意するのが私の仕事だ。きょうは私の判断についてすべての人が素晴らしかったと口にするかもしれない。もし違った結果になっていれば、周りは私のことを世界で最悪の監督と言っていただろう」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS