タイ選管、王女を首相候補に擁立した政党の解党申し立て
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【2月13日 AFP】タイの選挙管理委員会は13日、同国のワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王の姉、ウボンラット王女(Princess Ubolratana)を3月の総選挙に向け首相候補に擁立しようとした国家維持党(Thai Raksa Chart Party)の解党を憲法裁判所に申し立てた。
タクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相派の政党である国家維持党は8日、首相候補にウボンラット王女を擁立。これを受けワチラロンコン国王は声明を発表し、王室の一員を政治体制に持ち込むことは極めて不適切だと激しく非難していた。
選挙管理委員会はウボンラット王女を候補として不適格とし、「立憲君主制に対する敵対と見なされる」として憲法裁判所に国家維持党の解党を申し立てた。(c)AFP