【2月25日 CNS】中国・四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)から来た1家族3頭のキンシコウが、重慶動物園(Chongqing Zoo)で公開された。

「一家の主」である12歳の「成成(Cheng Cheng)パパ」はすでに成年で顔が青く、キンシコウに特徴的な「上向き鼻」を持つ。成成は新居を頻繁に行ったり来たりして見回っている。

 8歳の「玉玉(Yu Yu)ママ」は、体が小さく、比較的静かだ。子どもの丁丁(Ding Ding)は、生まれてまだ半年。玉玉ママの懐に隠れているかと思うと、じっとしていられなくなってすみかを登ったり下りたりしている。

 移住してきたキンシコウをできるだけ早く環境になじませるため、動物園の職員は十分な準備をしてきた。一家のためにあずまやを建て、ブランコや滑り台を作り、タイヤやつり輪をつり下げて縄も張った。

 職員は、「キンシコウは中国特有のめずらしい動物で国家一級保護動物だ。今のところ、この一家は重慶の生活環境に割と適応できている」と話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News