【2月14日 Xinhua News】中国黒竜江省ハルビン市は春節(旧正月)期間中、最低気温が氷点下20度を下回る。この厳しい寒さの中、世界初のスマートレール路面電車の試験運転が行われていた。

 2018年5月に中国初のスマートレール路面電車モデル路線が誕生してから、この電車は公道で数カ月の試験運転を実施。厳しい寒さの中でのスマートレール電車の信頼性を検証するため、中車株洲電力機車研究所は今回、車両を最適化し、主に氷雪路面での制動や車体の安定性、カーブ走行性能、追従精度、低温環境での蓄電池の最大航続能力、運転時の最高速度、平均速度、電気部品設備の低温下での使用性能などのテストを行った。

 初日のテストでは、スマートレール路面電車の運転状況は全体的に良好で、適応性が高いという結果が出た。今回のテスト結果は、スマートレール電車の北部寒冷地域での実用化に科学的根拠を提供する。(c)Xinhua News/AFPBB News