グラミー賞授賞式にミシェル夫人登場、音楽と女性のパワーについて語る
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【2月11日 AFP】米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された第61回グラミー賞(Grammy Awards)授賞式に、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)前大統領夫人がサプライズで登場し、レディー・ガガ(Lady Gaga)やジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、司会のアリシア・キーズ(Alicia Keys)らと並んで、音楽と女性のエンパワーメント(社会的地位向上)について語った。
「音楽は私たちに、その全部が大事なのだと教えてくれます。それぞれの声がそれぞれの物語をつむぎ、どんな歌詞にもそれぞれの音があります」。光沢のあるダークグレーのパンツスーツに70年代風のジャケットを合わせたミシェル夫人はこのように述べ、「そうでしょう? 女性のみなさん」と呼び掛けて拍手喝采を浴びた。
また、「好きな音楽がカントリーだろうと、ラップやロックだろうと関係なく、音楽は私たちが共に生き、尊厳や悲しみ、希望、喜びを分かち合う手助けをしてくれます。互いの意見に耳を傾け、互いを受け入れられるようにしてくれるのです」と続けた。
米音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞だが、昨年は女性アーティストがほとんどノミネートされず、多様性を重視せず性差別的だと激しい批判にさらされた。今年は、年間最優秀アルバム賞にカーディ・B(Cardi B)、ブランディ・カーライル(Brandi Carlile)、ジャネール・モネイ(Janelle Monae)、H.E.R.、ケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves)の6人の女性がノミネートされた。
この時点で既に3冠を達成していたレディー・ガガは、「私は変わっていると言われてきた」とコメント。「でも、音楽はそんな連中の言葉に耳を貸すなと教えてくれた」と語った。(c)AFP