【2月11日 AFP】米カリフォルニア州ロサンゼルスで10日、第61回グラミー賞(Grammy Awards)の授賞式が行われ、カーディ・B(Cardi B)が女性として初めて最優秀ラップアルバム賞に輝いたほか、チャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)が主要2部門を制するなど、今年のイベントは「ラップ」というジャンルにとって歴史的なものとなった。

 アフリカ系のヒップホップミュージシャンがさまざまな部門にノミネートされたのは去年と同じだが、今年は、注目が集まる部門での受賞が目立った。これは、グラミー賞を主催する全米レコード芸術科学アカデミー(Recording Academy)が、ポップカルチャーにおける最先端の作品にようやく理解を示し始めた兆候なのかもしれない。

 主要部門の受賞結果は以下の通り。

<年間最優秀アルバム>
「ゴールデン・アワー(Golden Hour)」 ケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves

<年間最優秀レコード>
「ディス・イズ・アメリカ(This Is America)」 チャイルディッシュ・ガンビーノ

<年間最優秀楽曲>
「This Is America」 チャイルディッシュ・ガンビーノ

<最優秀新人賞>
デュア・リパ(Dua Lipa

<最優秀ミュージックビデオ>
「This Is America」

<最優秀ポップボーカル・アルバム>
「スウィートナー(Sweetener)」 アリアナ・グランデ(Ariana Grande

<最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ)>
「シャロウ(Shallow)」(映画『アリー/ スター誕生(A Star Is Born)』より) レディー・ガガ(Lady Gaga)、ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper

<最優秀ラップ・アルバム>
「インベージョン・オブ・プライバシー(Invasion of Privacy)」 カーディ・B

<最優秀ロック・アルバム>
「フロム・ザ・ファイアーズ(From the Fires)」 グレタ・ヴァン・フリート(Greta Van Fleet

<最優秀R&Bアルバム>
「H.E.R.」 H.E.R.

<最優秀オルタナティブミュージック・アルバム>
「カラーズ(COLORS)」 ベック(Beck

(c)AFP