【2月10日 AFP】北朝鮮を3日間訪問していた米国のスティーブン・ビーガン(Stephen Biegun)北朝鮮担当特使は9日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の2回目となる米朝首脳会談開催を前に、やるべき難しい作業がまだ残っていると述べた。

 ビーガン北朝鮮担当特使は、準備会合が生産的だったと述べたが、今月27、28日にベトナムで開催が予定されている首脳会談の前にさらなる対話が必要だと付け加えた。

 ビーガン氏は韓国の康京和(カン・ギョンファ、Kang Kyung-wha)外相に自身の訪朝を説明。「われわれは、今からその時(米朝首脳会談開催)までに、北朝鮮と難しい作業をこなさなければならない」と述べた。

 それでもビーガン氏は康外相に「双方が尽力すれば、真の進展を実現できる自信がある」とも伝えた。

 これに先立ちトランプ大統領は8日、米朝首脳会談がハノイで開催されることをツイッター(Twitter)で明らかにし、両国外交団の「非常に生産的な」準備会合を称賛。「私は金委員長に会って、平和の目標を前進させることを楽しみにしている!」と述べている。(c)AFP/Claire Lee with Olivia Hampton in Washington