【2月9日 AFP】チョコレートや花、ロマンチックなディナーなんて忘れて。米テキサス州のエルパソ動物園(El Paso Zoo)は、ゴキブリに別れた恋人の名前を付けて餌としてミーアキャットに与える様子をインターネットで生配信するバレンタインデーのイベントを企画している。

 イベントのタイトルは「Quit Bugging Me!!!(もう私を悩ませないで!!!)」。申込者一人一人に割り当てられたゴキブリがミーアキャットに食べられていく様子が、動物園のウェブサイトとフェイスブック(Facebook)のページで今月14日のバレンタインデーに生配信される。

 同動物園はこのイベントについて、うまくいかなかった過去の恋愛に終止符を打ちたい人々にとって、ゴキブリは最高のバレンタインの贈り物になるとしている。

 担当者によると、ミーアキャットのごちそうになるのはマダガスカルゴキブリという種類のゴキブリだという。

 同動物園の教育専門家、サラ・マーフィー(Sarah Murphy)氏は地元ABCテレビに対し、「このゴキブリはシュッシュッという音を立てるんです。ゴキブリの中で最大の種ではありませんが、とても大きな種です。私たちは動物の餌にするため、このゴキブリを実際に園内で繁殖させています」と語った。(c)AFP