【2月8日 AFP】イランの革命防衛隊(Revolutionary Guards)は7日、傘下のニュースサイト、セパ・ニュース(Sepah News)を通じ、射程1000キロメートルの新型弾道ミサイルを公開した。対米関係が緊張する中、今年で革命40周年を迎えたイランは、さまざまな祝賀行事に合わせて軍事力を誇示している。

 航空宇宙部隊の司令官アミールアリ・ハジザデ(Amirali Hajizadeh)准将は、「デズフール(Dezful)」と命名された新型の地対地ミサイルについて、射程700キロの弾道ミサイル「ゾルファガール(Zolfaghar)」を改良したものだと説明した。

 イランは2日、射程1350キロの新型巡航ミサイル「ホベイゼ(Hoveizeh)」の実験成功を発表したばかり。

 報道によると革命防衛隊のモハンマド・アリ・ジャファリ(Mohammad Ali Jafari)司令官は、弾道ミサイルを製造する地下工場で7日に開かれた式典で、「地下深くにあるこの工場を公開することが、制裁と脅しでわれわれの目標到達を阻めると考えている西側諸国への答えだ」と述べた。

 さらにジャファリ氏は、「欧州諸国はイランの防衛能力を制限しようと協議する一方で、世界中で無実の人々に対して使われてきた自国の攻撃力に関しては(許容するという)厚かましさを持っている」と付け加えたという。(c)AFP