【2月8日 AFPBB News】重機を一堂に集めた展覧会「『工事中!』立ち入り禁止⁉ 重機の現場(THE “UNDER CONSTRUCTION”)」が8日、東京・江東区の日本科学未来館(National Museum of Emerging Science and Innovation)で始まった。最大で1機13トンもある重機が並び、キャビンの乗車体験コーナーなどもある。

 建設工事に欠かせない重機に秘められた知恵や、社会に与えた影響を知ってもらうのが狙い。会場には、整地、建設、解体と現場の工程に沿って、ホイールローダーなど実物の「働く車」約10台が所狭しと並ぶ。日本の高度成長を支えた国産初の油圧ショベルやブルドーザーもある。映像資料として、建設中の「新国立競技場」や解体過程を収録した「グランドプリンスホテル赤坂」なども展示されている。

 同展を監修した高橋良和(Yoshikazu Takahashi)京大教授は、「今と昔では壊し方が大きく違う。周囲に騒音や粉じんなどの影響を与えずに、気付かない間に造り変わるような工事。目立たなければ目立たないほどいい。その点にも着目してほしい」と話した。5月19日まで。