【2月13日 Xinhua News】モバイルインターネットの大きな発展に伴い、中国の一線都市(北京、上海、深圳、広州)、二線都市(経済・文化が発達する地域中核都市)に続いて三線都市(地方中心都市)や四、五線都市でも現在、インターネット消費が急速に増加しており、インターネットのローエンド市場では、旺盛な消費の潜在力が現れ始めている。春節(旧正月)の休暇中、三、四、五線都市でもインターネットアプリの利用状況が注目を集めている。

 スマートフォンでの「紅包」(お年玉)争奪キャンペーンは、大みそかの夜に数億人が参加する一大イベントとなっている。インターネット検索エンジン大手の百度(バイドゥ、Baidu)アプリの春晩紅包ビッグデータによると、中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)が放送した「春晩」(春節を祝う中国の国民的年越し番組)の百度お年玉キャンペーンへの参加者が最も多かった地域は山東省、江蘇省、広東省などで、キャンペーン参加の主力だった。河南省、浙江省、河北省、四川省、遼寧省がこれに続いた。支付宝(アリペイ、Alipay)紅包データでは、2018年と比べ、今年は支付宝ユーザーの裾野の広がりが顕著だった。

 携帯電話の短編動画は、多くの三、四、五線都市ユーザーが夢中になっている娯楽アプリの一つだ。春節期間中、TikTok(ティックトック)、快手(KWAI)、微視(WeShow)など多くの短編動画プラットフォームがユーザーの争奪戦を繰り広げた。その中では、インターネットのローエンド市場が重要な存在となった。

 大中都市のインターネット市場がますます飽和状態になるにつれ、ローエンド市場や「五環外人群」(大都市の都心以外に暮らす人々)が、インターネット産業の「最後のアクセス収益源」とされ始めている。

 各インターネット大手企業は現在、今後の開拓の重点を三、四、五線都市に置いている。フードデリバリー・サービス大手の「餓了麼」(Ele.Me)と地域密着型生活サービスプラットフォーム「口碑」(コウベイ、Koubei)がこのほど共同で発表したデータでは、一・二線都市のデリバリー市場の競争が熾烈(しれつ)になっており、三・四線都市が次の潜在的市場となっていることが明らかになった。三・四線都市の経済レベルが高まり、生活リズムが変化するにつれ、ユーザーのデリバリーに対する依存度や受容度が徐々に高まりつつある。アリババ傘下の阿里本地生活服務公司の王磊(Wang Lei)総裁は、三・四線都市には大きな発展の可能性があると述べている。

 インターネットのローエンド市場は、モバイル読書の細分化市場成長の重点ともなっている。大手調査会社の艾媒諮詢(iiMedia Research)のアナリストは、個人の所得水準の上昇と、都市や農村部でのモバイルインターネットの普及に伴い、非重点都市部の人々の娯楽消費に対するニーズが増大し続けており、これらの地域でのモバイル読書商品の市場はますます拡大していく見込みだとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News