【2月7日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(Tour de France)現王者のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)は6日、今年のツールでの連覇に向けた「コンディションを可能な限り良く」すべく、第102回ジロ・デ・イタリア(2019 Giro d’Italia)を欠場すると発表した。

 32歳のトーマスは昨年のツールを制覇し、英国人ではチームスカイ(Team Sky)でチームメートのブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins)氏、クリス・フルーム(Chris Froome)に次ぐ3人目の快挙を成し遂げた。

 トーマスは英BBCに対し、「ジロ・デ・イタリアはやり残した仕事のように感じており、そのことを考えたかった」と話したという。

 負傷により2017年のジロ・デ・イタリアでリタイアを余儀なくされたトーマスは、「来年は参加するかもしれないが、今年はツールに向けて取り組んできた」と付け加えた。

 6日のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ(2019 Volta a la Comunitat Valenciana)に出場し、新シーズン開幕を迎えたトーマスは先月、今年の重要な目標はツールだと語っていた。

「主要な目標はツール・ド・フランスに出場し、できるだけ良い成績を残すことだ」 (c)AFP