バイエルンが延長戦の末ドイツ杯8強、コマンが決勝点
このニュースをシェア
【2月7日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2018-19)は6日、3回戦が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)が延長戦で決勝点を決め、ヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)に3-2で勝利した。
バイエルンは後半、マッツ・フンメルス(Mats Hummels)のミスからヘルタに同点弾を献上するも、コマンのヘディングでなんとか準々決勝進出を決めた。
ヘルタは3分、鋭いカウンターを仕掛けると、マクシミリアン・ミッテルシュテット(Maximilian Mittelstaedt)が故障中のマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)に代わってゴールマウスを守ったバイエルンのGKスヴェン・ウルライヒ(Sven Ulreich)から先制点を奪った。
しかしこの直後、サージ・ナブリー(Serge Gnabry)がこぼれ球にハーフボレーで合わせて強烈なシュートをネットに突き刺し、バイエルンが試合を振り出しに戻した。
ナブリーは後半開始直後にもペナルティーエリア内に進入し、ファーサイドにシュートを流し込み追加点を奪った。
しかし67分、フンメルスがヘディングの処理を誤る軽率なミスを犯すと、エリア内にボールを運んだヘルタのダヴィー・ゼルケ(Davie Selke)に同点ゴールを許し、スコアは再び同点となった。
フンメルスはその後も落ち着きを取り戻していないようにみえたが、98分にコマンが勝ち越しゴールを挙げると、心から胸をなで下ろしたことだろう。
ナブリーはドイツ公共放送ARDに対し、「2つ目の失点は不必要だったが、誰だってミスをすることはある」「ドイツカップは常に難しい。勝ち上がれたことを誇りに思う」と話した。
他の試合では、シャルケ04(Schalke04)がホームでフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)を4-1で下し、8強入りを決めた。
シャルケのゼネラルマネジャー(GM)として有名だった74歳のルディ・アサウアー(Rudi Assauer)氏が亡くなった直後ということで、この一戦は重苦しい雰囲気の中で行われ、シャルケにとっては感情的な夜となった。
また、RBライプツィヒ(RB Leipzig)はVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に1-0で勝利。19歳のブラジル人FWマテウス・クーニャ(Matheus Cunha)が決勝点をマークしたRBライプツィヒは、初の準々決勝進出を決めた。(c)AFP/Kit HOLDEN