フランス、アルメニア人ジェノサイド記念日を制定へ
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【2月6日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は、第1次世界大戦(World War I)中に起きたオスマン帝国によるアルメニア人ジェノサイド(大量虐殺)を記念する日を4月24日として制定すると発表した。
マクロン大統領は5日、パリで行われた在仏アルメニア人コミュニティー主催の夕食会で、「フランスは何よりもまず、歴史を直視する方法を知っている国であり、アルメニア人殺害を最初に非難した国の一つでもある。1915年の時点で(すでに)この出来事をジェノサイドと呼んでいたが、長い闘いの末、2001年に法律でジェノサイドと認定するに至った」と述べた。
さらに、フランスは「今後数週間以内に、4月24日をアルメニア人ジェノサイドを国を挙げて記念する日とする」と明言した。この発言は、2017年の仏大統領選での公約に沿ったもの。
第1次世界大戦中のオスマン帝国によるアルメニア人虐殺では、最大150万人が死亡したとアルメニア側は主張している。
だが、この虐殺がジェノサイドに該当するかどうかをめぐり、アルメニアとトルコは数十年にわたって論争を続けている。トルコ側は1915年に始まったアルメニア人の虐殺、投獄、国外追放はジェノサイドの構成要件に当たらないとして強く否定している。(c)AFP