【2月6日 Xinhua News】中国上海市の第15期人民代表大会(人代)第2回会議でこのほど、「上海市生活ゴミ管理条例」が可決された。同条例は7月1日から施行される。

 統計によると、2018年上海市全体の1日当たりの生活ゴミの運搬量は2万6000トンに近付き、年平均の生活ゴミの排出量が900万トンを超え、資源・環境と経済・社会の持続可能な発展に大きなプレッシャーとなっている。肖貴玉(Xiao Guiyu)上海市人代常務委員会副主任は関連事項を説明する際に、立法を速やかに行う必要性と緊急性を強調した。

 条例第9章では各種主体の法的責任を詳細に定めている。関連条文の規定に違反したゴミ処理事業所が「生活ゴミ処理施設・設備の正常な運行を妨げ、生活ゴミの適時な処理に影響を及ぼしているときは期限付きの改善命令を出し、期限内に改善されない場合は5万元(1元=約16円)以上50万元以下の罰金を科することができる」と定めている。

 条例に違反した個人には、50元以上200元以下の罰金を科することができる。

 いま、中国の40以上の都市で試験的に生活ゴミの分別を行っており、一部の都市ではすでに行政管理弁法などを公布している。(c)Xinhua News/AFPBB News