【2月5日 AFP】香港では今、「ブタ年」を祝う準備が進んでいる。しかしこの街では、その「ブタ」にまつわる困り事に直面している――。野生のイノシシの数の増加にどう対処するのか、という問題だ。

 高層ビル群が有名な香港だが、同時に、亜熱帯の山々や公園に適した緑地のような場所が多いのも自慢の一つだ。こうした地域では野生のイノシシの数が増えやすい環境にある。香港では、野生のイノシシが路上で車の横を走っている姿を撮影されたり、日光浴をする人でいっぱいのビーチを駆け抜けたり、空港の滑走路をクンクン匂いを嗅ぎながら歩いたり、時には子供の洋服店の天井から落ちてきたりしたことだってあるのだ。

 映像前半は、香港の道端を悠々と歩く野生のイノシシ。1月25日撮影。後半は、ワクチン接種や体重チェックのほか、GPS付きの首輪をつけられた野生のイノシシ。撮影日不明。(c)AFP