【2月5日 AFP】西アフリカ・ブルキナファソの北部州ヤテンガ(Yatenga)県カイン(Kain)で、3日夜から4日未明にかけてイスラム過激派による襲撃があり、民間人14人が死亡した。軍当局が4日明らかにした。

 ヤテンガ県はマリと国境を接している。軍は北部州のヤテンガ、ロルム(Loroum)、コッシ(Kossi)の3県で陸と空から報復作戦を実施し、イスラム過激派の146人を殺害したと発表したが、AFPはこの情報を別の情報源で確認できていない。

 軍は報復作戦で軽微な人的被害を受けたが死者は出ておらず、襲撃の影響を受けた地域で警備行動を継続しているという。

 近年ブルキナファソでは、過激派の襲撃で多数の民間人や兵士が犠牲となっており、2015年以降の死者はおよそ300人に上っている。

 サヘル地域における過激派の攻撃を食い止めるため、サヘル5か国(G5 Sahel=ブルキナファソ、チャド、マリ、モーリタニア、ニジェール)は合同でテロ対策特別部隊を編成したが、同部隊は困難な戦いを強いられている。ブルキナファソの首都ワガドゥグでは5日、サヘル5か国の首脳会議が行われる。(c)AFP/Armel BAILY with David ESNAULT in Abidjan