【2月5日 AFP】訪日したドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は4日、安倍晋三(Shinzo Abe)首相と首相官邸で会談した。メルケル首相は会談について、「私たちはお互い協力していきたいと願っており、全ての関係国が協力すれば、共に利益となるウィンウィンの関係を築けると信じている」と語った。

 メルケル首相は、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)が発効した今月1日は「特別な日」だったとし、多国間協定をめぐる情勢には多少の波風が立っているものの、「われわれは合意に向けて準備ができていたことが示された」と主張した。

 この協定により、日欧合わせて6億3000万人もの人口と、世界の国内総生産(GDP)の3分の1近くをカバーする世界最大級の自由貿易圏が誕生した。

 安倍首相は、日独は「自由で開かれた経済システムの維持、強化のための取り組み」で緊密に協力していくと述べた。(c)AFP