【2月4日 東方新報】旧暦の大みそかに当たる4日夜6時、東京タワー(Tokyo Tower)が春節(旧正月、Lunar New Year)に合わせて赤くライトアップされた。

 日本の代表的建築物である東京タワーで、中国最大の祝日である春節を祝うためのライトアップが行われたのは初めて。ライトアップの点灯式には安倍晋三(Shinzo Abe)首相があいさつ動画を寄せた。

 点灯式は、在日華僑・華人が発起。福田康夫(Yasuo Fukuda)元首相、中国の程永華(Cheng Yonghua)大使らの日中両国の要人が参加した。

 安倍首相の祝賀メッセージも紹介され、安倍首相はあいさつ動画の冒頭、中国語で新年を祝福した。

 安倍首相はさらに、「国民同士の直接交流は、相互理解と相互信頼を深める上で極めて重要。一層多くの中国人が訪日し、それぞれの日本を発見することを期待する。同時に、一人でも多くの日本人が中国を訪問し、相互交流が深まることを期待する」と述べた。

 同日午後6時半に探照灯が点灯すると、タワーが春節を象徴する赤い色に輝いた。タワーの下では春節を祝うイベントが行われ、児童らが風船を一斉に放った。

 主催者によると、東京タワーを含む日本の代表的な建築物で、春節を祝うライトアップが行われたのは初めてで、36個の探照灯が使われたことも、東京タワーでは最多という。(c)東方新報/AFPBB News