【2月3日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は2日、18シーズンの最優秀選手(MVP)にカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)のパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)を選出した。

 第53回スーパーボウル(Super Bowl LIII)が行われる米ジョージア州アトランタ(Atlanta)で行われた授賞式に臨んだ23歳のマホームズは、1984年に受賞したマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)のダン・マリーノ(Dan Marino)氏以降では最年少の受賞者となった。

 マホームズは飛躍的なシーズンを過ごしたが、それを限られた経験の中で得たことは特筆に値する。今季開幕を前にマホームズは、ルーキーシーズンに1度だけしか先発出場していなかった。

 それでもマホームズはチームをスーパーボウル目前にまで導いたまばゆいパフォーマンスを連発し、キャリアに似合わぬ成熟ぶりをみせた。

 チーフスは先月20日に行われたアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝で、オーバータイムの末ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に敗れた。

 最優秀オフェンス選手賞にも輝いたマホームズは、14試合で複数タッチダウンパスを成功させ、今季最多50本のタッチダウンパスを通し、インターセプトをわずか12本に抑え込んだ。総獲得ヤード数は5097ヤードで、平均獲得ヤード数は318ヤードを超えている。

 また最優秀ディフェンス選手賞には、リーグ最多の20.5サックを記録したロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)のアーロン・ドナルド(Aaron Donald)が選出されている。

 ドナルドは3日に行われるスーパーボウルで、ラムズの一員としてさらなるタイトル獲得を目指すことになる。(c)AFP