【2月3日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2019)は2日、第1節の試合が行われ、イングランドは32-20で昨季王者のアイルランドに勝利した。イングランドは過去の悔しい2敗の雪辱を果たし、アイルランドによる2年連続のグランドスラム(全勝優勝)達成を阻止したが、この白星に満足して慢心することはないと指揮官は話している。

 それでも、2年前の同大会で自国のグランドスラム達成を阻まれると、前回はホームのトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で行われた直接対決で全勝優勝を許した相手に勝利したことで、チームを率いるエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、アイルランドに力勝ちした選手に満足感を示した。

 アイルランドのホームにおけるテストマッチ連勝を12で止めたイングランドにとっては納得の勝利だった。マロ・イトジェ(Maro Itoje)の後半の途中退場が、ジョーンズHCにとって唯一の不安となるが、同選手は骨折ではなく靱帯(じんたい)を痛めたと59歳のオーストラリア人指揮官は考えている。

 ジョーンズHCは試合後、イングランドにはまだまだ改善すべき点が多く残されていると述べると、普段のような気の利いたコメントは最小限に抑え、勝利の喜びに浸ることはなかった。

 前半に喫したアイルランドの2トライに言及して「守備面で言えば、われわれはもっと良くなる。彼ら(アイルランド)はチャンスがあった時は確実にものにしていた」と語ったジョーンズHCは「アタックはコーチングし始めているところで、大会が進むにつれて強化していくつもりだ」と付け加えた。(c)AFP/Pirate IRWIN