【2月1日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン(Waste Management Phoenix Open 2019)は31日、米アリゾナ州スコッツデール(Scottsdale)のTPCスコッツデールGC(TPC Scottsdale)で開幕し、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)が4連続バーディーを決めるなど7アンダー「64」を記録し、同胞のリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)とハロルド・バーナー3世(Harold Varner III)と並び首位発進した。

 大会前に優勝候補の一角に挙げられていたトーマスは、バックナインからスタートして18番でバーディーを沈めたのに続き、1番から3番までスコアを一つずつ伸ばすなど、7ホールで6バーディーを決めた。今大会では昨年17位タイに終わり、これまでも2度予選を喫している。

 同じくバックナインスタートのファウラーは、パー5の13番でイーグルを決めたのをはじめ、最初の8ホールで4アンダーを記録。バーナー3世は上がり6ホールで三つスコアを伸ばして首位タイにつけた。6アンダー「65」で首位と1打差の4位タイには、J・T・ポストン(J.T. Poston、米国)とマーティン・レアード(Martin Laird、スコットランド)が続いている。

 大会は昨年まで3年連続でプレーオフにもつれており、2016年と2017年は松山英樹(Hideki Matsuyama)が接戦を制した。タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が出場していない中、今大会も激しい優勝争いが予想されており、世界ランク30人のうち10人がプレーして注目を集めている。

 初日を終えた時点で38人が4打差以内にひしめいており、2日目も多くの選手がしのぎを削ると予想される。

 通算3度の大会制覇を誇るフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)は、3アンダー「68」の27位タイで第1ラウンドをホールアウト。今回が大会史上最多となる通算30回目の出場となり、米国勢のジーン・リトラー(Gene Littler)氏とジェリー・バーバー(Jerry Barber)氏、そしてオーストラリアのジム・フェリアー(Jim Ferrier)氏を抜いて単独1位となった。

 大会主催者は2日間の予選ラウンドで、キャリア500回目の予選通過を目指しているミケルソンと松山、そして昨年覇者のゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)を同組にした。この3人は合計6回の大会制覇を記録している。

 ウッドランドはバックナインで3連続バーディーを記録し、松山と同じく3アンダー「68」で27位タイにつけた。松山は昨年、手首を痛めて大会を途中棄権し、その後も6週間にわたり戦列を離れた。(c)AFP