【1月31日 AFP】イタリアの法務省は30日、受刑者に月6回、インターネット電話のスカイプ(Skype)を通じた親族とのビデオチャットを認める方針を発表した。いくつかの刑事施設で試験的に行われた後、全国で実施される。

 同省は声明で、「受刑者はこれまでよりも簡単に子どもや両親、配偶者と連絡を取ることができるようになるだろう。その分、施設内での移動時間や待機時間、面会は減少するだろう」と述べた。

 受刑者のスカイプ通話は刑務官が厳しく監視し、受刑者や親族に不適切な振る舞いがあった場合には、即座に通話を打ち切るという。

 またスカイプ通話には、通常の面会と同様のセキュリティーチェックが課される上、受刑者は通話を希望する相手の住所だけでなく、その場所が親族の住所であることを裏付ける証明書も提出しなければならない。

 米国では既に数百か所以上の刑事施設で、同様のビデオ面会プログラムが実施されている。(c)AFP