【1月26日 AFP】26日に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)女子シングルス決勝で大会第8シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)をフルセットの末に破り、優勝を飾った第4シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)が、冷静さを失わずに激闘を制した後は「放心状態」になったと明かした。

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 2時間27分の末にクビトバとの緊張感あふれる接戦を7-6(7-2)、5-7、6-4で制し、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)に続く四大大会(グランドスラム)2大会連続優勝を飾った大坂は、これでアジア勢としては男女通じて初の世界ランキング1位になることが確定した。

 大坂は第2セット5-3で訪れた3本のチャンピオンシップポイントをふいにし、一時はトロフィーを目前にしながらタイトルを逃しかけた。そこからクビトバに4ゲームを連取され、決着を最終セットへと持ち込まれたが、第3セットの序盤で決定的なブレークを奪った。

 勝利が決まると膝をついて喜び、メルボルンパーク(Melbourne Park)に詰めかけたファンからの大歓声にお辞儀をして応えた21歳の新鋭は試合後「表彰式の間はずっと放心状態になっていたような気がする」と語った。

「3本のマッチポイントがあった時は、もちろんとてもがっかりしたし、悔しかった」「それについては自分には何もできないと言い聞かせようとした。決勝でプレーしているのだから戦い続けないといけないと言い聞かせた。幼稚な振る舞いはできなかったし、ファイトし続ける必要があった」 (c)AFP/Neil SANDS