【2月12日 CNS】中国・国務院新聞弁公室でこのほど行われた記者会見で、中国・国家統計局の寧吉喆(Ning Jizhe)局長は2018年の国民経済について、以下のとおり答えた。

 消費の経済成長に対する貢献率は、前年比で高くなった。年末の数字は第3四半期をやや下回ったが、この程度の変動は質的な変化があったとは言えない。全体的に見ると、国民の所得水準の向上に伴い、消費構造は改善されている。

 国際的な基準として使われているエンゲル係数を見ると、近年は年々改善され、国民の消費の中で非物質的支出が全体として増えていることを表している。国民の収支データは戸別調査により得ている。現在の戸別調査は国際的にも認められた電子記帳方式で行われ、約60%の住民についてこの方式を使用した。

 新たな流れは、商品消費がより高い品質の方向に進んでいることだ。品質が良く低価格の商品はよく売れるが、高品質で価格も安くない商品も中~高所得家庭に多く入るようになった。

「社会消費品の小売総額」の指標については、旅行、文化、衛生などのサービス消費はまだ含めていないが、それでも2018年は9%増だった。この成長速度は決して低くない。消費底上げの傾向に応じ、生産構造を改善し、産業構造を調整し、投資構造も調整していかねばならない。消費をしてもらうために投資をし、消費のインフラを改善する。(c)CNS/JCM/AFPBB News