【1月27日 CNS】「18日は宅配会社が休みになるから、ネットで買い物をするなら早く!」

 この数日、ネットユーザーの中で春節期間中の「宅配便営業停止の通知」が出回った。

「年越し前に親せきへの新年のお土産をネットで買おうかと思っていたのに、まだ何も買ってないわよ」。いつもネットショッピングが大好きな林さんは、流れてきた「通知」を見て首をかしげる。「昨年までは春節前のこの時期でも宅配便は通常営業だったのに、今年はどうしてこんなに早く休暇になってしまうの?」。半信半疑の一方、早く買わねばという焦りもある。

 国家郵政局は2018年12月28日に「元旦と春節期間中の業務に関する通知」を発表し、各地の郵政管理局に対し、春節期間中は全体的に業務を調整し、郵便サービスの需要を満足するため、配送システムは止めずに荷物の受取りを行い、正常業務を行うよう求めている。

 宅配便大手の中通快逓(ZTO Express)と圓通速逓(YTO Express)は、「年中無休」の理念を貫き春節期間も休まないと保証している。ただ、具体的な対応はまだ発表されていない。韵達速逓(YUNDA Express)の責任者は「現在のところ正常に営業を続けており、調整があれば随時公表する」と語った。

■宅配便の年中無休は困難なのか

 宅配各社はそれぞれ春節モードの運営態勢に入っているが、加盟制の宅配企業は、所在地域や輸送網によって輸送力の差が大きく、「年中無休」を実現することは容易ではない。

 チベット自治区(Tibet Autonomous Region)の特産品を扱うネットショップ従業員の楊さんは、「最終発送日は20日にした。当店の商品はチベットに在庫があり、20日以降は輸送が基本的に動かないので、発送したくともできない」と話す。

 宅配の専門家、趙小敏さんによると「年中無休」は一種の理想で、EMS(国際スピード郵便)と順豊速運(SFエクスプレス、SF Express)を除いては、加盟制の宅配企業は実現困難だろう、とみる。