【1月24日 AFP】米実験映画の旗手、ジョナス・メカス(Jonas Mekas)氏が23日、死去した。96歳だった。

 メカス氏が共同で設立したニューヨークのアンソロジー・フィルム・アーカイブズ(Anthology Film Archives)がインスタグラム(Instagram)に、メカス氏は自宅で家族に見守られながら「けさ(23日)早く、穏やかに息を引き取った」と投稿した。

 メカス氏は1922年、リトアニア北東部の村に生まれ、第2次世界大戦(World War II)中はドイツの強制労働収容所に入れられていた。戦後、1949年にニューヨークに移住し、インディペンデント映画で中心的役割を果たした。

 ドキュメンタリーを中心に70本超の作品を監督。代表作に『The Brig』(1964年)、『ウォールデン(Walden)』(1969年)、『リトアニアへの旅の追憶(Reminiscences of a Journey to Lithuania)』(1972年)などがある。(c)AFP