【1月28日 Xinhua News】絶滅危惧種に指定されているセイホウサンショウウオの個体数がこのほど、一連の保護措置による生息環境の改善に伴い、3000匹を上回った。

 セイホウサンショウウオは3億年前から生息する両生類で、生物の進化と地球の地質変化の関係が研究できるため、「生きた化石」と呼ばれている。中国新疆ウイグル自治区にあるセイホウサンショウウオ自然保護区管理事務所によると、絶滅危惧種に指定されたこのサンショウウオは、中国とカザフスタンの国境付近にのみ分布し、中国ではボルタラ川北部のアラタウ山脈と南部の別珍套山など6カ所の高山湿地に生息している。

 1989年、新疆ウイグル自治区北部のボルタラ・モンゴル自治州温泉県でセイホウサンショウウオが新たに発見された。当時は乱獲や地球温暖化による氷河の融解、セイホウサンショウウオの遺伝的多様性の乏しさなどが要因となり、個体数は減少の一途をたどっていた。1997年には温泉県にセイホウサンショウウオ自然保護区が設けられた。

 同保護区管理事務所がここ数年実施している一連の保護措置により、生息する湿地の面積が徐々に拡大。枯渇した湧き水の一部が復活したことで、植生の退化が食い止められ、個体数の減少が抑えられた結果、2018年には野生のセイホウサンショウウオの個体数が前年より200匹余り増加した。(c)Xinhua News/AFPBB News