【2月5日 AFP】つり橋の下を滑るように進む巨大なコンテナ船、住居と同じぐらい密集した墓地、青々とした水田──。空から眺めると、香港の新たな一面を発見する。

 国際的には香港のイメージは、超高層ビル群がひしめき合う、エネルギッシュな金融ハブかもしれないが、それだけではない。活気あふれる港湾や絵に描いたように美しいビーチ、ゆるやかな丘陵地帯、緑に覆われた森林を有する街だ。

「香港で暮らすとはどういうことなのか、都市の過密度、画一性、対比を表現することで伝えたかった」

 AFP写真家のデイル・デ・ラ・レイ(Dale de la Rey)は3か月を費やして、普段見られることのない街をドローン(小型無人機)で撮影した。

 260以上の島々からなる香港。九龍(Kowloon)半島や中国本土につながる新界地区(New Territories)も加えて、700万人以上の人々が暮らしている。(c)AFP