【1月22日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は21日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第16シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-1、4-6、6-4で第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を破り、準々決勝進出を決めた。

 世界ランク1位のハレプは試合後、四大大会(グランドスラム)歴代最多タイの通算24勝に向けて可能性を残したセレーナの序盤の攻撃について、「第1セットは列車にひかれたかのように、すべてがあっという間だった」と振り返った。

 2017年9月の第1子出産から復帰して以降、世界1位との試合はこれが初めてだったセレーナは、すでに史上最強の選手との呼び声が高いゆえんを示した。

 今大会では1セットも落とさずにこの試合を迎えながら、現世界トップのハレプに勝つには多少なりとも手こずらされたセレーナは、「激しい試合で、信じられないようなポイントもあった」「彼女が世界1位の選手で、そのことに納得できる理由がある。(だけど)私は生粋のファイターで、絶対に諦めない」と語った。

 妊娠2か月の体で2017年大会を制しているセレーナは、ブックメーカーの予想では下位シードながらキャリア8回目の全豪制覇を果たす可能性が高いとみられている。グランドスラムの優勝回数でマーガレット・コート(Margaret Court)氏と肩を並べるまであと1勝に迫り、今年のメルボルンパーク(Melbourne Park)で記録達成を目指している37歳は、準々決勝で第7シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と対戦する。(c)AFP/Neil SANDS