【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は21日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第6シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)が6-2、1-6、6-1で第17シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を振り切り、2年連続の8強入りを決めた。

 フルセットの接戦を制した24歳のスビトリーナは次戦、第4シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)と第13シードのアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)の勝者と対戦する。

 試合は2017年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)でファイナリストに残ったキーズが徐々に反撃して第2セットを奪い返すと、最終セットの開始直後もスビトリーナにプレッシャーをかけた。

 ターニングポイントは、16分に及んだ最終セット序盤のゲーム。このゲームでは11度もジュースになった末に、キーズがブレークするチャンスを逃した。これで落ち着きを失ったキーズに対し、5本のブレークピンチをしのいだスビトリーナは、続く相手のサービスゲームでブレークを奪って優位に立った。

 昨年のシーズン最終戦WTAファイナルズ(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2018)でキャリア最大のタイトルを手にしているスビトリーナは「自分のレベルを上げなくてはならなかったが、プレッシャーに対応できて満足している」「ボールをトスするときに日差しが目に入ってくるから難しかったが、勝てて本当にうれしい」と語った。

 昨年の全豪オープンでも準々決勝まで勝ち進んだスビトリーナは、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)でも2度にわたり8強入りを果たしているが、四大大会(グランドスラム)ではベスト4の壁を壊せていない。(c)AFP