【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は20日、女子シングルス4回戦が行われ、アナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)が6-7(3-7)、6-3、6-3で第5シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)との日をまたいだ激闘を制し、準々決勝に駒を進めた。

 2017年にも大会ベスト8に入っているパフリュチェンコワは、深夜の試合に勝利すると、「残ってくれたみなさんに心から感謝します」「試合中に誰かのあくびが聞こえてきたけど、ごめんなさい。かなりエキサイティングな試合だと思ったけど、私も何とか起きていられて良かった」とコメントした。

 またしてもスケジュールが押し、夜の11時半近くになって始まった試合は、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)優勝経験者のスティーブンズがいきなりブレークを奪い、ゲームカウント4-1のリードを築くと、その後パフリュチェンコワにブレークバックされてタイブレークに持ち込まれたが、ここは7-3でものにして61分を要した第1セットを獲得した。

 第2セットもまずはスティーブンズがリードしたが、パフリュチェンコワもそこから2回ブレークを返すと、最後は自身のサービスゲームからこのセットを獲得。迎えた最終セットの第1ゲームは17分間の競り合いとなり、ジュースは10回に及んだが、残っていた数少ない観客から「早くしろ」の声が飛ぶ中、スティーブンズが8本のブレークポイントをしのいでゲームを獲得した。

 しかしスティーブンズは試合が進むにつれてミスが目立つようになり、最後は時計の針が午前1時53分を指す中で、パフリュチェンコワが勝負を決めた。今大会は他にも深夜にもつれ込んだ女子の試合があり、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)がジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)に勝利したシングルス2回戦は、開始が午前0時半、終了が午前3時12分だった。

 パフリュチェンコワは準々決勝で、第2シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を破ったノーシードのダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)と対戦する。(c)AFP