【1月21日 AFP】西アフリカのマリ北部で20日、国連(UN)の平和維持活動(PKO)部隊の駐屯地がイスラム過激派の武装集団に襲撃され、チャド人の隊員10人が死亡、少なくとも25人が負傷した。マリのPKO部隊を狙った攻撃では、過去最悪の規模の死者数だ。

 襲撃を受けたのは北部キダル(Kidal)州アゲルホック(Aguelhok)にある国連マリ多次元統合安定化派遣団(MINUSMA)の駐屯地。国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」が犯行声明を出している。

 隣国モーリタニアの通信社アルアハバル(Al-Akhbar)に届いたAQIMの声明によると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相のチャド訪問が犯行の理由だという。 

 アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長は、今回の「複合攻撃」を強く非難し、犯罪者の処罰を求めた。

 アゲルホックの駐屯地は、キダル州の州都キダルの北方200キロほどの対アルジェリア国境近くにある。MINUSMA関係筋によると、襲撃があったのは20日未明で、MINUSMA部隊も応戦し多数の戦闘員を殺害したとしているが人数は不明。(c)AFP/Serge DANIEL