【1月20日 AFP】(更新、図解・写真追加)シリアの首都ダマスカスで20日、爆弾が爆発した。同市はシリアで8年近くにわたり続く内戦の戦火をおおむね逃れており、今回のような事件はまれ。

 在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、同日には北部アフリン(Afrin)でも爆弾攻撃があり、3人が死亡、9人が負傷。同日は、クルド人が人口の多数を占める同市に対してトルコ軍が進攻を開始してからちょうど1年に当たる。

 シリアの国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、ダマスカスでの爆弾攻撃は同市南部で発生。けが人はなく、「テロリスト1人が逮捕された」という。

 だがシリア人権監視団は、ダマスカスにある軍情報機関の庁舎付近で「大規模な爆発」があり、複数の死傷者が出たと伝えている。爆発の原因が現場に仕掛けられた爆弾によるものか、自爆攻撃だったのかは不明。爆発の後に発砲も続いたという。(c)AFP