【1月21日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは20日、第23節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はハリー・ウィンクス(Harry Winks)が試合終了間際に決勝ゴールを決め、フラム(Fulham)に2-1で勝利した。しかし、その代償としてデレ・アリ(Dele Alli)が故障者リストに加わる形となった。

 トッテナムではすでにハリー・ケイン(Harry Kane)が足首の靱帯(じんたい)を痛め3月までの離脱が決定しており、第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)に出場するため孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)もチームを離れている。

 これから数週間の過密スケジュールが控えている中でのアリの離脱は、四つのタイトル獲得を目指すトッテナムの挑戦にとって大きな打撃となった。

 トッテナムは、ケインの代役フェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)が不必要なオウンゴールを献上して早々にフラムにリードを許し、ケインが離脱してから迎える最初の試練に屈するかに思われた。

 アリは51分にゴールを決めスコアを1-1にしたが、その後ハムストリングを痛めた様子でピッチを後にした。

 しかし、途中出場のジョルジュ・ケビン・エンクドゥ(Georges-Kevin N'koudou)のクロスにウィンクスが事実上のラストプレーでこれに合わせ、2016年以来となるゴールを奪った。

 この結果トッテナムは3位の座を維持し、これで4位以内でのフィニッシュを争うアーセナル(Arsenal)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との勝ち点差を7のままとした。

 チェルシー(Chelsea)とのフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2018-19)の準決勝第1戦を1-0で勝利したトッテナムは、24日にアウェーでの第2戦を控えており、来週末にはFAカップ(FA Cup 2018-19)の4回戦でクリスタルパレス(Crystal Palace)と対戦する。

 ケインとアリの両選手は、来月13日に予定されている欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦には間に合わない見込みとなっている。

 どこまでも楽天的なトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、「心配事ではない。他の選手にとってはプレーできる大きなチャンスだ」と主張した。

「ケインだけでなくアリまでいなくなると、もちろん簡単にはいかないだろう。しかしわれわれは(チェルシーとの)アウェーゲームに臨んで勝つための挑戦をし、決勝に進まなければならない」 (c)AFP/Kieran CANNING