【1月20日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は20日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第15シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が4-6、6-1、6-4で第30シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)との熱戦を制し、準々決勝進出を決めた。

 高温のロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で行われた一戦は、シャラポワが第1セットを奪ったが、自身にブーイングを浴びせることもあった観客の前で、途中から9ゲームを連続で落とすなど調子を落とした。第2セットを献上した2008年大会の女王は、最終セットで2ブレークダウンとなってから抵抗したが、勝利をつかむことはできなかった。

 シャラポワは3回戦で前年覇者のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)を破り、2017年にドーピング違反による出場停止処分から復帰して以降では最大の白星を手にしていたが、2014年の全仏オープンテニス(French Open 2014)以来となる四大大会(グランドスラム)タイトル獲得はならなかった。

 バーティはシャラポワについて「彼女は絶対的なチャンピオン」と称した上で「きょうも一度も試合を諦めようとしなかった。徐々に相手の力を奪っていかないといけなかったし、自分がこれまでやってきたことを信じる必要があった」「ベストの選手と競り合う力が自分にあるのは分かっている」と話した。(c)AFP