【1月13日 AFP】第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)は12日、各地で試合が行われ、イランは代表に復帰したサルダル・アズムン(Sardar Azmoun)の2得点でベトナムを2-0で下し、決勝トーナメント進出を決めた。

 カルロス・ケイロス(Carlos Queiroz)監督が指揮を執るイランは、グループリーグ敗退を喫したW杯ロシア大会(2018 World Cup)でファンの批判を浴びて代表から引退していた24歳のアズムンが2得点を記録した。

 イランを率いて8年目のケイロス監督は、「彼はフィニッシャーだ」と大会得点ランクトップに立ったアズムンを称賛した。

「この大会でわれわれは彼に大きな期待を寄せている。また、彼につなげようとしているチームの姿勢、ファイナルサードにおけるチームの動きは非常に興味深い」

 43年ぶりの優勝を目指すイランは、決定力があれば4、5点取れていてもおかしくない試合だった。ケイロス監督は「この出来でもっとゴールを生み出せなかったことは残念だ」とコメントしている。

「しかしサッカーでは勝利こそが良薬だ。私は多くを求めているが、2勝で7得点という結果を出した選手をたたえないわけにはいかない」

 イランと同様3回の優勝を誇るサウジアラビアは、2-0でレバノンに勝利して決勝トーナメント進出を果たした。また、2007年大会王者のイラクは、18歳のモハナド・アリ(Mohanad Ali)のゴールなどで3-0でイエメンを下してこちらも16強入りを決めた。 (c)AFP/Alastair HIMMER