【1月12日 AFP】米ハワイ州のトゥルシ・ガバード(Tulsi Gabbard)下院議員(民主党)は11日、来年行われる大統領選挙への出馬に乗り出すことを発表した。ガバード氏は、イラク駐留経験がある退役軍人で、シリアの内戦中、同国のバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領と会ったこともある。

 ガバード氏は米CNNに対し、「出馬を決めた。来週中には正式に発表する予定だ」と述べた。

 ガバード氏は現在37歳。当選すれば、米史上最年少の大統領となる。ヒンズー教徒として議員になったのも、サモア系米国人で議員になったのも、同氏が米史上初。

 ガバード氏は、同国の医療アクセスや気象変動について触れ、「この決断をしたのには多くの理由がある。私が関心を持っている多くの課題が、今国民の前に立ちはだかっている。解決するために助力したい」と述べた。

 ガバード氏は米領サモア(American Samoa)生まれ。ハワイ州で育ち、そこでサーフィンを始めた。同じくハワイ州で育った、民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領は、同州出身者として初の大統領だった。(c)AFP