【1月12日 AFP】テニス、シドニー国際(2019 Sydney International)は11日、女子シングルス準決勝が行われ、オーストラリアのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty)が第7シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)を6-7(4-7)、6-4、7-5でねじ伏せ、決勝進出を決めた。

 今大会ではすでに世界ランク1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と元全仏オープンテニス(French Open)女王のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)を破り、またもトップ10選手から大金星を上げた22歳のバーディは、キャリア最大のタイトルとなった昨年のWTAエリート・トロフィー(Hengqin Life WTA Elite Trophy Zhuhai 2018)からの連勝も7に伸ばした。

 全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)に向けて絶好調を維持している選手の一人であるバーディは、世界9位のベルテンスに厳しい戦いを余儀なくされながらも逆転勝利を収め、2015年大会覇者で第5シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)と決勝で対決するチャンスを手に入れた。

 昨年大会もファイナリストとなっている世界15位のバーティは、「本当にうれしい。今大会に入って驚くようなテニスができている」「この一週間はずっと最高のテニスができている手応えがある。タフな相手と毎試合戦ってきて、タイトルまであと一歩のところに迫ってきたことに本当にわくわくしている」とコメントした。

 準々決勝でも第10シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)に番狂わせを演じたバーティは、これまでベルテンス戦では昨年8月のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2018)を含めて2戦2勝を記録しており、そのアドバンテージを引っ提げてこの日の試合に臨んでいた。

 もう一つの準決勝では、世界8位のクビトバが予選勝者のアリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich、ベラルーシ)を6-1、6-2で一蹴。昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)1回戦で敗れた相手にリベンジを果たした。(c)AFP