SFの世界にまた一歩、ほぼリアルタイムの自動翻訳機 CES
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■東京五輪をきっかけに
日本からは、ソースネクスト(Sourcenext)が出展している。同社はスマートフォンを必要としない翻訳機「ポケトーク(Pocketalk)」を展示。同社は2020年東京五輪を機にこのデバイスが広がることを期待しているという。
ソースネクストの広報担当者は、「2020年に東京五輪が開催されるが、多くの日本人は日本語しか話せないことに気付いた」と話し、「機械学習のおかげで、発音(の違い)など個人の言葉を理解する力が着実に増している」と続けた。
ポケトークは、初期の携帯電話のような形をしており、74言語に対応している。価格は299ドル(約3万2000円)だ。
CESではこの他、中国やオランダの企業なども同様の機器を展示している。オランダのスタートアップ、トラビス(Travis)の世界初とうたうAI搭載ポケットサイズの翻訳機は、これまで12万台が販売されたという。
米グーグル(Google)は、2年前に発売したワイヤレスイヤホン「ピクセル(Pixel)」に搭載する無料翻訳ソフトウエアを提供している。また今回、アシスタントソフトウエアを介するかたちで、さまざまな新製品に翻訳機能を搭載していく予定であることを明らかにしている。(c)AFP/ Julie CHARPENTRAT