【1月11日 AFP】テニス、シドニー国際(2019 Sydney International)は10日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第5シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が6-4、6-1で第2シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を破り、4強入りを果たして全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)に向けて弾みをつけた。

 これまで通算12回対戦して戦績が6勝6敗の五分となっていた両者は、第1セットの序盤に降雨で試合が中断されると、再開直後にも霧雨に見舞われてロッカールームに戻る羽目になった。午後10時30分に試合が再開されると、2015年大会覇者のクビトバがあっという間に第1セットを先取し、世界2位のケルバーから主導権を握った。

 第2セットに入っても相手にプレッシャーをかけ続けたクビトバは、第4ゲームでブレークに成功し、ケルバーに反撃の機会を与えないままストレート勝ち。シドニー国際ではこれが通算4度目の準決勝進出となり、「天候が悪くてロッカールームで待機するのも簡単ではなかったけれど、コートに戻って満足なプレーができてうれしい」とコメントした。

 クビトバが準決勝で激突する相手は、スイスのティメア・バシンスキー(Timea Bacsinszky)を6-3、6-3で下した予選勝者のアリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich、ベラルーシ)に決まった。

 この他では、今大会で世界ランク1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と元全仏オープンテニス(French Open)女王のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)を撃破しているオーストラリアのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty)が、第10シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)に6-3、6-3で勝利した。

 バーティは決勝進出を懸けた準決勝で、ユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)を6-2、6-2で一蹴した第7シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)と対戦する。(c)AFP