【1月10日 AFP】韓国・ソウルで9日、同国最大手の無料通信アプリ「カカオトーク(KakaoTalk)」が導入予定のライドシェア(相乗り)サービスに抗議し、タクシー運転手(64)が焼身自殺した。カカオトークの相乗りサービスをめぐっては先月、別のタクシー運転手が焼身自殺している。

 運転手の車はソウル中心部にある米大使館近くに停車後、まもなく炎に包まれたという。目撃者によると運転手は車外に出た際、まだ意識があったという。

 警察によると、運転手は病院に搬送されたが、数時間後に死亡。車内からは溶けた燃料容器が見つかったという。

 聯合(Yonhap)ニュースによると、運転手は遺書でカカオトークが開発したライドシェアサービスを「違法な相乗り」と非難し、禁止にするよう求めていた。(c)AFP