【1月10日 AFP】14日から始まる四大大会(グランドスラム)今季初戦、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)のシード順が10日に発表され、女子シングルスではシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)がトップシードに決まった。グランドスラム優勝23回のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は第16、全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships 2018)女王の大坂なおみ(Naomi Osaka)は第4シードとなっている。

 女子シングルスでは、前回大会のファイナリストで、世界ランキングでもトップに立つハレプがそのまま第1シードに入った。しかし、椎間板ヘルニアから復帰して臨んだシドニー国際(2019 Sydney International)では、自身初戦となる9日の2回戦で敗退。4か月で実戦はわずか一度という状態で大会に臨む。

 また第2シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に続いて、前回女王のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が第3シードに入ったが、こちらも健康の問題などで調子を落としている。第5シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)も、シドニー国際では早期敗退に終わった。

 そうした中で、セレーナが存在感を放っている。妊娠中の身で優勝した2017年大会以来の出場となる37歳のセレーナは、第16シードとして大会に臨むが、過去にはそうした数字がまったく参考にならないことを証明しており、史上最多タイとなる24回目のグランドスラム制覇を目指す今大会は、優勝候補の本命とみられる。

 女子シングルスのシード順は以下の通り。

第1シード:シモナ・ハレプ
第2シード:アンゲリク・ケルバー
第3シード:キャロライン・ウォズニアッキ
第4シード:大坂なおみ
第5シード:スローン・スティーブンズ
第6シード:エリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)
第7シード:カロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)
第8シード:ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)
第9シード:キキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)
第10シード:ダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)
第11シード:アリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)
第12シード:エリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)
第13シード:アナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)
第14シード:ユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)
第15シード:アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)
第16シード:セレーナ・ウィリアムス
第17シード:マディソン・キーズ(Madison Keys、米国)
第18シード:ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)
第19シード:キャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)
第20シード:アネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)
第21シード:王薔(Qiang Wang、ワン・チャン、中国)
第22シード:エレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)
第23シード:カルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)
第24シード:レシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko、ウクライナ)
第25シード:ミハエラ・ブザルネスク(Mihaela Buzarnescu、ルーマニア)
第26シード:ドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)
第27シード:カミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)
第28シード:謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ、台湾)
第29シード:ドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)
第30シード:マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)
第31シード:ペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)
第32シード:バーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova、チェコ)

(c)AFP