女王ハレプ、復帰戦は初戦敗退 実戦わずか1試合で全豪へ
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【1月10日 AFP】テニス、シドニー国際(2019 Sydney International)は9日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)はアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)に4-6、4-6で敗れた。
椎間板ヘルニアの影響で昨年10月に行われたWTAファイナルズ(WTA Finals Singapore 2018)を欠場するなど実戦から遠ざかっていたハレプは今大会、1回戦を免除されて2回戦に進んでいたが、この日はオーストラリアの新鋭バーティに及ばなかった。この結果、ハレプは1試合の実戦しか積むことができないまま、次週開幕する全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)に挑む。
昨年の全豪オープンで準優勝しているハレプは「(最後の試合から)ほぼ4か月がたっていたことを考えれば、素晴らしい試合だったと思う。良いレベルのテニスができたと思うが、いくつか重要な場面でひらめきが足りなかった」と話した。
また「彼女(バーティ)は本当に良いプレーをしたし、勝利に値したが、私も白星にあと一歩だった」と語ったハレプは、腰の状態について「痛みが全くなかったのは良い兆候」「良いテニスができている。自分のことをもっと信じなければならない」と付け加えた。
対するバーティは、WTAエリート・トロフィー(Hengqin Life WTA Elite Trophy Zhuhai 2018)を制すなど昨年に躍進を遂げ、現在世界ランキングで15位につけている。勢いをそのままに新シーズンを迎えている同選手は次戦、4強入りを懸けて第10シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)と対戦する。
他の試合では、世界ランキング5位で第4シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)も予選勝者のユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)に6-3、6-7(4-7)、0-6で敗れた。スティーブンズは1回戦で辛うじて敗退を逃れていたが、この日は最終セットをあっけなく落として黒星を喫した。(c)AFP