【1月9日 AFP】予定されていたカメルーンでの開催が不可能となっていた2019年のアフリカネーションズカップ(2019 The Africa Cup of Nations)について、アフリカサッカー連盟(CAF)のアフマド・アーマド(Ahmad Ahmad)会長は8日、エジプトで6月から7月にかけて開催すると発表した。

 今大会は当初カメルーンでの開催が予定されていたが、同国は準備の遅れと治安の問題から開催権を剥奪されており、CAFの理事会が今回、代替開催に名乗りを上げていたエジプトと南アフリカのうち、エジプトで6月15日から7月13日にかけて行うことを決めた。

 アフリカでは8日に各種の年間表彰が行われ、メディアにそちらを大きく扱ってほしいCAFは、ネーションズカップの新たな開催地については9日まで明かさないと話していたが、そう述べた数時間後にアーマド会長が発表を行った形となった。

 ネーションズカップはアフリカ王者を決める2年に1回の大会で、エジプトでの開催はアラブ連合共和国という名前だった1959年大会などを含めて通算5回目。メディアでは代替開催の有力候補としてモロッコの名が報じられ、エジプトは当初「アラブ世界の仲間と競合したくない」と立候補を控えていたが、モロッコが開催の意思はないと表明したことを受け、名乗りを上げていた。(c)AFP